先日、知床連山にある硫黄山の新火口まで足を延ばしてきました。硫黄山はアイヌ語で「イワウヌプリ」と呼ばれ、知床連山の中で最も若い火山です。前回の噴火は1936年で、今回訪れた新火口から高純度の溶解硫黄が噴出し、カムイワッカ川を埋め尽くして海まで流出しと言われています。現在も活動していて、新火口付近では噴気から蒸気が噴き出ている様子が観察できました。登山道周辺は、高山植物も多くみられ花の時期に訪れるのもいいかもしれません。
月: 2020年9月
カラフトマスの遡上2020
カラフトマスの遡上が見ごろを迎えています。昨年は、過去最少規模の回帰数で遡上している様子もなかなか見られませんでしたが、今年はここ数年で一番良い状態ではないでしょうか。川を黒く染める魚影は知床の豊かさの象徴です。来月にはシロザケの遡上がピークを迎えます。知床半島の河川では、ほとんどの川で遡上が見られます。お越しの際は、ぜひ川を覗いてみてください。
知床ネイチャーオフィス
藤川