今日、知床半島基部の日の出港からオンネベツ川付近にかけての海岸線で流氷が接岸していました。まだ砕け氷で大きな氷塊は見られません。流氷本体は離れているため、大きな氷が接岸してくるまでは時間がかかりそうです。浜に打ちあがった氷は、だいぶ波にもまれているのか茶色く濁った色になっていました。流氷が来たことで、本格的な冬を迎えることになります。
カテゴリー: 流氷
幻氷
今日は、あたたかな陽気に包まれたウトロ。アメダスで気温を見てみると最高気温は10℃まで上昇していました。その暖気の影響を受けて、水平線付近に、上位蜃気楼が発生していました。流氷がゆるむ早春の蜃気楼を「幻氷(げんぴょう)」と呼びます。今日の蜃気楼は2018年以来の大規模なもので、一部分では薄い虹色に分光している様子も観察できました。
知床ネイチャーオフィス
藤川