柴田家の休日【秋編】

お盆以降、お休みの日が増えてきました。
まだ見ぬ生き物を探して遠くまでドライブ。
それは札幌の円山公園エリアにいるとの情報を得て、円山動物園まで。
「足元に何かいる!」

居ました!「G」ことゴキブリ!!
人生初「G」!!そして北海道産!!
写真はすごい綺麗に撮れたのですが、今回は特別に写真をぼかしております。

札幌の円山公園にいると前々から噂されていましたが、動物園内で会えました。
「ヤマトゴキブリ」という日本在来の涼しい所を好む種類だそうです。
勿論、もともとは北海道にはいないらしいんですけどね。(諸説あり)
その円山公園内の「G」なのですが、実ははラブルベニアという菌に
ほぼ全てが感染しており、寿命を全う出来ず短命なんだそうです。
その影響もあり、生息域を広げられないらしい…??
まだ見たことの無い北海道民は円山公園へ!!笑

札幌で気になっていた水族館。「AOAO SAPPORO」にも行ってみました。
写真に「シャリ」「シベチャ」という文字が写っていますが、
これはここで飼育されている「イワトビペンギン」の名前。
実はその名前に関連してとあるキャンペーンが行われています。
「ハッピーハッピーほっかいどう~シャリとシベチャに会いにいこう~」
ざっくり言うと斜里町民は無料で入館できるのです!!(期間限定)

「シャリ」を探しましたが、見当たらず…
右腕に黄色、左腕に青色の輪がついていればシャリです。
入場料の有無に関わらず、面白い水族館でした。
次はゆっくり時間のある時に行きたいです。
札幌に行く機会があれば是非行ってみてください。

今回は初めての「G」に興奮等々…
夏を終え、のんびりとてもいい休日でした。
スズーキさん。
いつもブログをオマージュさせてくれてありがとうございます。

知床ネイチャーオフィス
柴田

最近のエゾシカ

知床では秋も深まり、標高の高いところでは落ち葉も増えてきました。
朝晩は冷え込むようになってきましたね。

夏の間はあまり見かけることがなかったエゾシカたちですが
最近は国立公園エリアで姿を見ることが多くなってきました。

今の時期は彼らの恋の季節(繁殖期)です。

森の近くの道路を車で走っていると彼らの姿をよく見かけます。


中には立派な角を生やしたオスも!

惚れ惚れするような立派な角。いや~かっこいい・・・
夏毛からだんだんと冬毛に生え変わりつつありますね。

オスのシカは毎年、春先に落とした角を秋には立派な角まで成長させます。
立派な角を生やすまでも苦労したでしょうが、彼らの本番はまだこれから!

弊社ツアーの「夜の動物ウォッチング」でもシカの目撃が増えてきました。
運が良ければ立派なオスのシカを見ることもあります。
11月頃までは彼らの繁殖期で動きが活発化しているので、
見るなら今がチャンスです。

夜に車を運転していても道路わきで見かけることがあるので
観光の際、夜の運転はくれぐれも気を付けてください。
運転中に道路わきで見かけたら、スピードを十分に落としてあげてくださいね。

また人を襲うような動物ではありませんが、観察する際は
不用意に距離を詰めずそっと観察してあげてください。

知床ネイチャーオフィス
藤原

マジックアワー

最近は日が傾くのがどんどん早くなっていますね。

一週間ほど前にフレペの滝遊歩道を歩きました。
個人的に今はとても良い時期だなと感じております。

どの季節も魅力的なものですが、今フレペの滝遊歩道の草原部に
ススキの穂がたくさん出ております。
なぜ良いかというと、日の傾きかけた16時過ぎ頃ススキの穂が黄金色に輝きます。

日が傾きかけたフレペの滝遊歩道。美しくススキの穂が輝いている。

こんな感じです。

国道334号から伸びている灯台管理道路の知床連山側からが
綺麗にススキを見られるポイントです。

散策路は断崖絶壁から流れ出る滝を見ることが出来るビュースポットもあり、
サクサク歩けば40分くらいで回れるコースとなっております。

お時間のある方は、天気の良い日にこの時間帯を狙って
訪れてみてはいかがでしょうか。

ただし、帰り道は薄暗くなってしまう可能性があるので
戻り時間には注意してください。
それから、国立公園内ですのでヒグマ対策は忘れずに・・・

また、弊社でもオプションツアーにてご案内しておりますので
「ガイド付きで安全に楽しく歩きたい!」という方、
ご参加お待ちしております。
詳細は下記URLをご参照ください。

「フレペの滝ネイチャーウォッチング」
https://www.sno.co.jp/furepe.html

知床ネイチャーオフィス
藤原

紅の草

前々回の「耳をすませば」に引き続き、ジ○リっぽいタイトルで・・・

この間のお休みに、網走にお買い物に行ったついでに
卯原内サンゴ草群落地を見てきました。

この時期は山の木々が紅葉しますが、オホーツク地方では
海の近くの湿地帯も紅葉が見られます。

この時期海の近くで紅葉を見せる植物の名は「アッケシソウ」。
別名「サンゴ草」とも呼び、塩分濃度の高い湿地に
生息する塩性植物で、9月中旬~10月上旬にかけて真っ赤に色付きます。
(ちなみに、塩性植物と言えばマングローブもそのひとつ。)

アッケシソウの名前の由来は、北海道の厚岸町牡蠣島で
見つかったことからその名がついたそうです。
(別名のサンゴ草は赤い見た目がサンゴに似ていることからだとか)
海外ではシーアスパラとも呼ばれ実は食べられるそうです。
※ここでは獲って食べたりは出来ないのでご注意ください。

卯原内サンゴ草群落地の様子

現地にて車を停め、辺りを見渡すと一面真っ赤なサンゴ草の絨毯。
なんとも不思議な景色が広がっています。

サンゴ草は北海道の東部の他、瀬戸内海沿岸、宮城県
などでも見られるそうですが、ここ卯原内サンゴ草群落地は
日本一規模の大きなサンゴ草群落地となっています。

女満別空港から車で20分程の場所にあり、今が丁度見頃です。
ぜひ知床までの行きかえりに寄ってみてください。

知床ネイチャーオフィス
藤原