紅葉

知床五湖の一湖から

先日、知床連山の羅臼岳も冠雪し、冬が近づいてきたウトロ。
木々の色づきが急激に進み始めました。

今年の夏は猛暑でつらかったのですが、それは木も同じ?
暑さの影響か紅葉せずに枯れてしまう葉が多く感じます。

でも、それなりに紅葉しており、綺麗な景色を楽しめます。
強い風が吹かなければ、あと一、二週間は楽しめるのではないでしょうか。

知床五湖も良いですが、フレペの滝の草原部も綺麗!

フレペの滝草原部から

私のスマホでは、なかなか実際の色が出ない…
手前の森は所々黄色くなっていて綺麗でした。

この時期だとタイミングがよければ見ることのできる
「紅葉」と「冠雪」の景色!

週間予報の雨予報がどんどん消えている…?
当面は冠雪しないかもしれませんね…

知床ネイチャーオフィス
柴田

秋の深まり

藤原です

少しづつ山々の色も変わってきて
秋の深まりを感じる今日この頃

10月4日 羅臼湖入口から見る羅臼岳

進んでいく紅葉の他にも
季節感を感じるもの

オフィス近くに現れた立派なオスジカ

繁殖期をむかえた彼らオスジカの角は
立派な枯角(かれづの)になっていました

冬が来る前のこの季節
知床もやっと涼しくなってきまして
動物たちは活発になりツアー中に見かけることも増えてきました

そういえば同じ北海道にある大雪山系の黒岳では
昨日初冠雪が観測されたそうですね

知床の羅臼岳もそろそろ冠雪するでしょうか

知床ネイチャーオフィス
藤原

秋を楽しむ鳥たち

実りの秋を楽しむのはリスだけではありませんね

先日の知床五湖一周ツアーでの散策中
遊歩道上に可愛らしい小鳥の影が見えました

そーっと近づくと、その正体はアオジ

よく見ると嘴にお弁当が…

地面に落ちているどんぐりを探しに出てきたようです
小さな嘴でどんぐりを砕いて食べられるのだろうか…?

観察していると、なるほど

すでに砕けたどんぐりを選りすぐって口に運んでいました
なんといっても知床五湖の遊歩道ですから
沢山の人が歩いています
地面に無数に落ちているどんぐりは人々に踏まれて粉々です
アオジにとってはちょうどいい一口サイズになっていたのでした

つくづく、野生動物はその場の環境をうまく利用しているなあ
関心するばかりです



そして最近ギャアッギャアッと自己主張が激しいのはこの鳥

紅葉の隙間からこんにちは

見た目はとっても麗しい、でも騒がしい、ミヤマカケスです

薄暗くなってきた原生林の中でこの声を聞くと
正体はカケスだと分かっていても少し不気味に感じてドキドキしてしまいます
私だけでしょうか…?

混み合った枝の隙間や、高い所にいることが多く
地面に降り立っていてもとにかく落ち着きがない…
そんなカケス相手には中々シャッターチャンスが巡ってきません

今回は運良く見返りカケスの撮影に成功!

紅葉が綺麗なうちに
知床の生き物×紅葉の写真をもう少し撮りたいものですね



知床ネイチャーオフィス

菊田

今年最後の

本日10月3日は
今シーズン最後の知床五湖大ループ散策可能日でした

私の秋のお気に入りは、四湖からの景色なのですが
この綺麗な紅葉が更に深まる頃
今年はもうここへは来れません…

四湖に映り込む硫黄山がとてもきれい…

少し残念ではありますが、また来年を楽しみにしましょう

明日以降、今シーズンの知床五湖一周ツアー
一二湖(小ループ)+サケマスウォッチングか、原生林散策に内容が変わります

もちろん、四湖以外の紅葉の景色も負けじと美しいので
ぜひとも今後の秋の知床五湖へもお越し頂きたいですね!

今日は山以外の映り込みも綺麗でしたよ

二湖の湖面に映り込むアオサギと紅葉

秋の自然体験プログラムへのご参加もお待ちしております

知床ネイチャーオフィス
菊田

紅の草

前々回の「耳をすませば」に引き続き、ジ○リっぽいタイトルで・・・

この間のお休みに、網走にお買い物に行ったついでに
卯原内サンゴ草群落地を見てきました。

この時期は山の木々が紅葉しますが、オホーツク地方では
海の近くの湿地帯も紅葉が見られます。

この時期海の近くで紅葉を見せる植物の名は「アッケシソウ」。
別名「サンゴ草」とも呼び、塩分濃度の高い湿地に
生息する塩性植物で、9月中旬~10月上旬にかけて真っ赤に色付きます。
(ちなみに、塩性植物と言えばマングローブもそのひとつ。)

アッケシソウの名前の由来は、北海道の厚岸町牡蠣島で
見つかったことからその名がついたそうです。
(別名のサンゴ草は赤い見た目がサンゴに似ていることからだとか)
海外ではシーアスパラとも呼ばれ実は食べられるそうです。
※ここでは獲って食べたりは出来ないのでご注意ください。

卯原内サンゴ草群落地の様子

現地にて車を停め、辺りを見渡すと一面真っ赤なサンゴ草の絨毯。
なんとも不思議な景色が広がっています。

サンゴ草は北海道の東部の他、瀬戸内海沿岸、宮城県
などでも見られるそうですが、ここ卯原内サンゴ草群落地は
日本一規模の大きなサンゴ草群落地となっています。

女満別空港から車で20分程の場所にあり、今が丁度見頃です。
ぜひ知床までの行きかえりに寄ってみてください。

知床ネイチャーオフィス
藤原

色づき②

前回は知床五湖のツタウルシの紅葉をアップしたのですが、
今回はもっと標高の高いエリアの紅葉をお伝えします。

低地も所々良い色になっていますが、紅葉の始まりは標高の高い場所。
知床峠もそうですが、羅臼湖登山道はなかなか良い色づきです。

(登山道途中からの羅臼岳)(

今年は暑い日が多く、雨量が少なかったからなのか、葉が色づく前に
枯れてきている木々も多かったです。
ですが、場所によっては赤や黄色が栄えるポイントもありました。

(三の沼からの羅臼岳)

羅臼湖も綺麗でしたが、やっぱり沼に映る羅臼岳が綺麗。
30日は強めの風が吹く予報なので、散ってしまう箇所もあるでしょう。

知床ネイチャーオフィス
柴田

色づき

日中の最高気温が20度前後となってきたこの頃。
知床五湖の紅葉も日に日に進んできました。

(ツタウルシの紅葉)

知床の紅葉は主に黄色とオレンジが占めるのですが、
所々ある赤い色も綺麗です。
ツタウルシの紅葉はとても綺麗ですが、
触るとかぶれることがあるので気を付けてください。

知床ネイチャーオフィス
柴田