白い景色

6月のウトロは霧の多い月だったようです。
例年、霧の日は多くないのですが、今年は気温が下がる日はほぼ必ず霧が発生。
フレペの滝遊歩道も真っ白な日が多かったです。

(草原エリアはあまり遠くまでは見えません)
(フレペの滝展望台からの滝の景色)

数日前のフレペはこんな感じでした。
滝は霧で見えず、音声のみでお楽しみください状態…
見通しが悪いと近距離でのヒグマとの遭遇が発生する可能性がありますので、
個人で散策される場合は音を出す等対策をして安全に努めてください。

さて、今年は霧の多いウトロですが、今朝も案の定の霧。
また霧かぁ…っと思いきや、気温の上昇により、霧が消え…

(フレペの滝展望地からの景色)

くっきりと綺麗な景色を見ることができました!
海側は雲海が発生しており、なかなか見ることのない景色。
早く気圧配置が変わって、例年通りの天候にならないかなぁ…

知床ネイチャーオフィス
柴田

お久しぶりの…

「みぃつけたシリーズ」です!!

先日、原生林トレッキングに出かけたところ
ちょうどいい写真が撮れましたよ…!

お分かりいただけるだろうか




さあ、見つかりましたか?
画像の中には鳥類が潜んでいますよ

真ん中あたりで見事に景色と同化しています



それでは枝かぶりの少ない拡大写真をどうぞ

正解は、エゾライチョウでした。見つけられましたか?

喉元が黒いので、オスのエゾライチョウですね
いつもは出会い頭に飛び立たれてしまうことが多いのですが
この日はのんびり観察することができました

途中、こちらへ近づいてきてくれる場面もあり、びっくり!

まん丸ボディがとっても愛らしい鳥です

これまで、知床五湖フレペの滝では時々見ていましたが
今回、初めて原生林トレッキング中に出会いました

またどこかで出会えると良いな!


知床ネイチャーオフィス
菊田

知床五湖

開きました!!!!

冬は知床五湖までの道が冬期通行止めとなっていましたが、
本日11時にゲートが開放され、知床五湖が開園しました。

まだ全ての散策路が開放されてはおらず、現在は高架木道と
小ループ(地上遊歩道)の2コースのみの開放となっています。
大ループ(地上遊歩道)は積雪の為、開放未定です。
GWに間に合うと良いのですが…
週間の予報だと、毎日10℃以上の気温予報なので、開放するかなぁ??

さて、シーズンも始まりました。
是非、弊社ツアーにご参加ください。
※少しづつですが、ご予約承れない日も多くなってきました。
HPの空き状況の表は、最新の状態に更新されていない場合がございます。
最新の空き状況を知りたい方は、お手数ですが弊社までお電話ください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

一足先に

本日は知床五湖に行ってまいりました

今年度のツアーも皆様を安全にご案内する為
シーズン前研修に参加してきました

コースの下見と、無線連絡シミュレーションを兼ねて
皆様よりも一足先に、知床五湖大ループを散策

先日除雪したのは「小ループ」なので
今日は途中まではスノーシューを履きながら歩きました

本日は晴天
まだ凍った湖と、知床連山の景色が綺麗でした

四湖展望地からの景色


途中、無線交信の演習を行いつつ、無事に知床五湖を一周

最後の高架木道からの景色も素晴らしく
パノラマ写真日和でした

高架木道からのダイナミックな景色には”パノラマ機能”がおすすめ





遊歩道確認後は、みんなで搬送器具の使用方法を確認
傷病者役は…

みんなに引きずられた弊社代表

そして次の傷病者役は…

みんなにもみくちゃにされた柴田さん

ちなみにわたくし菊田もくるまれて引きずられました

使う機会がないことが1番ではありますが
有事に備えてしっかりと研修に参加してまいりました

GW期間は、知床五湖一周(大ループ)に加え
知床五湖一湖二湖(小ループ)のツアーも行っておりますので
みなさまのツアー参加を心よりお待ちしております!

知床ネイチャーオフィス
菊田

春といえば・・・雪かきです。

4月も中旬になりました。
そろそろ春の観光シーズンですね。
毎年恒例、雪かきのシーズンです。

毎年この時期は、知床五湖開園の為に遊歩道の一部を除雪しています。
今年はここ数年で一番積もったようで、積雪が1mを超える場所も…
まぁ、本当の例年ですと掘ったら人埋まりますけどね。

少し前のblogで人の名前でいじってきた藤原も除雪をしました。
前回の仕返しに埋めてやろうと思ったのですが、いやぁ…雪少ない。
まぁ、案の定ですが…。なので、遊歩道の除雪は約2時間で終了。

そういえば、作業中の藤原は時折人の顔を見てニヤニヤ笑い、
疲れたから2時間休憩すると言ったり、とても不真面目でした。
そんな不真面目な藤原ですから、除雪も雑だったはず!!

知床五湖の遊歩道(小ループ)で雑な除雪があれば彼の仕業でしょう。
除雪だけではないですね。大体の悪いことは藤原のせいなんです。

…ね!!

知床ネイチャーオフィス
何が何でも藤原を貶めたい柴田

春の森へ

藤原です

最近は本当に暖かくなりましたね
春の森は生き物の気配でいっぱいです

繁殖期の動物たちが多いのか
そこかしこから生き物の動く音や
鳴き声が聞こえてきます

この間のお休みに
お昼間の日差しがあまりにも気持ちよくて
森の中でひとり寝転んで日向ぼっこしてました

すると近くで
「ホッホッホッホッホッ」
という鳴き声・・・

なんとエゾフクロウが近くに飛んできました

近くに飛んできたエゾフクロウ

森の中で一日中過ごしていると
こんなこともあるんですね

そうそう そういえば
先日スタッフの柴田はるま先輩と仲良く森を散策してきました
いろんな動物の鳴き声が聞こえる中 歩いていると後ろから
「ウォッ!」
という何やら動物の鳴き声のような音がして
まさか冬眠明けのヒグマじゃなかろうかと
おそるおそる振り向くと・・・

天然の落とし穴にはまり もがく柴田はるま先輩

はまる はるま先輩・・・(笑)
無事に抜け出せたみたいですね
良かった良かった

足の付け根くらいまではまってしまったようです

春の森散策は楽しいですが
倒木の近くを歩くときは注意が必要です
雪が積もらずに空洞になっている部分が
とてもゆるくなっています

私も気を付けようっと

知床ネイチャーオフィス
藤原

上も向いて歩こう

森歩きをしていると、雪の上に動物の足跡がついていたり、
目の前にシカやリスが出てきてくれたりと色々な発見があるものの、
たまにはもっと上、空も見上げてみると新しい発見があるかもしれません。

昨日は空に環天頂(かんてんちょう)アークがきれいに見られました。

画像一番上の下凸型のカーブが環天頂アーク。その下のラテラルアークもくっきり。

大気光学現象のひとつ、大気中の氷晶によって、太陽の光が反射・屈折することによって起こる現象です。
要は「薄曇りの時はなんか見られるかもよ」という感じです。

環天頂アークは逆さ虹、とも呼ばれ、きれいに見られるとちょっとした地域ニュースになるくらいの現象。
実は年に何度も見られるようなものなのですが、太陽高度が低い時にぼぼ真上に現れるのと、うっすらとしか見えないことも多いため、気づかずに見逃してしまいがちです。
(↑の写真は広角で撮っているもの。実際は結構真上です。)

しかし昨日は、それがかなりはっきりくっきり見えていました。
そしてさらに!環天頂アークの下にラテラルアークなるものもきれーいに見られていました。
環天頂アークよりも珍しい現象で、さらに稀にしか見られません。
珍しや。

「太陽の周りの輪っかでしょ?よく見るよ?」
という方はおそらく、通常のハロ(または暈(かさ)ともいう)を見ているのではないかと思います。

同日スタッフ柴田撮影の写真がこちら。

太陽の左右と上にぼんやり光があります。
(この光は正確には幻日とタンジェントアーク)
それを結んだところにできる輪っかがハロ。
これは結構頻繁に見られます。

ラテラルアークはそのさらに上(外側)に現れるものなので、ぐわっと見上げないと見えない角度です。

参考画像。おわかりいただけるでしょうか?

これだけくっきりな環天頂アークとラテラルアークのセットは初めてみました。
珍しいんです。

悔やまれるのは、動物目当てで散策をしていたので望遠レンズしか持っておらず、スマホ写真しか撮れなかったこと・・・。
荷物の量と相談しつつ、時に真上も眺めながら歩いてみてみましょう。

知床ネイチャーオフィス
井上

夜のお散歩

最近はひとり雪あかりハイキングがマイブームの
藤原です

夜の森の中は幻想的な世界が広がっていますね

雪で遊ぶのも楽しいですが
寝そべってぼーっと空を眺めるのも気持ちが良いものです

木々のシルエットが夜空に浮かびあがります

月が明るい日は森の雰囲気も一味違います

月明かりで照らされた夜の森

月明りに照らされた夜の流氷も幻想的です

月に照らされた流氷

知床の夜の森を散歩しに行きたい方
お待ちしております

知床ネイチャーオフィス
藤原

山と鹿

先日の知床五湖は美しい景色を楽しむことができました。
まぁ、いつ見ても知床連山は美しいのですが。

ちょうど湖面を横切るエゾシカが現れ、またいい雰囲気でした。
ここ最近になって山が姿を現す確率が上がった気がします。

冬の知床五湖のご案内は3月14日までです。
湖面の溶け具合によっては終了日が早まる可能性もあります。
必ず知床連山が見れるとは限りませんが、是非ご参加ください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

絵具

段々と気温が高い日が多くなってきたこの頃。
雪や流氷が早々と無くなってしまうのでは…
っと心配になるくらい暖かく感じます。

今日は弊社原生林スノーシュートレッキング
ご案内があったのですが、美しい色にびっくり。

今日の男の涙(滝)は光が入りすぎたようで
ガリガリ君カラーではなく、白っぽい氷瀑。
ですが、海の色は今季一番に美しかったです。
写真では伝わりにくいですが、正に絵具を
海に溶かしたかのような美しい青。
当分、この色合いが見られるといいなぁ…

知床ネイチャーオフィス
柴田