にぎやかな森

藤原です

春の森はにぎやかです

小さな動物たちが繁殖のための準備をしています
小鳥たちが美しい声でさえずり
ペア同士で追いかけっこしながら私たちの周りを飛び交います

ヒガラ

巣作りをしているものもいますね

樹洞から顔を出すゴジュウカラ

頭上から木くずが降ってくるなと思い上を見上げると
巣作りのためかゴジュウカラが樹洞から木くずを洞の外へ捨てていました

小鳥だけではなくエゾリスもオスとメスで追いかけっこ

オスとメスで追いかけっこするエゾリス

忙しなく動き回る生き物たちを見ていると
あぁ 春が来たんだなと感じます

ハイシーズンが過ぎ去り閑散としてくるこの時期ですが
森は少しだけにぎやか

私は個人的にこの時期も好きですね

知床ネイチャーオフィス
藤原

秋を楽しむ鳥たち

実りの秋を楽しむのはリスだけではありませんね

先日の知床五湖一周ツアーでの散策中
遊歩道上に可愛らしい小鳥の影が見えました

そーっと近づくと、その正体はアオジ

よく見ると嘴にお弁当が…

地面に落ちているどんぐりを探しに出てきたようです
小さな嘴でどんぐりを砕いて食べられるのだろうか…?

観察していると、なるほど

すでに砕けたどんぐりを選りすぐって口に運んでいました
なんといっても知床五湖の遊歩道ですから
沢山の人が歩いています
地面に無数に落ちているどんぐりは人々に踏まれて粉々です
アオジにとってはちょうどいい一口サイズになっていたのでした

つくづく、野生動物はその場の環境をうまく利用しているなあ
関心するばかりです



そして最近ギャアッギャアッと自己主張が激しいのはこの鳥

紅葉の隙間からこんにちは

見た目はとっても麗しい、でも騒がしい、ミヤマカケスです

薄暗くなってきた原生林の中でこの声を聞くと
正体はカケスだと分かっていても少し不気味に感じてドキドキしてしまいます
私だけでしょうか…?

混み合った枝の隙間や、高い所にいることが多く
地面に降り立っていてもとにかく落ち着きがない…
そんなカケス相手には中々シャッターチャンスが巡ってきません

今回は運良く見返りカケスの撮影に成功!

紅葉が綺麗なうちに
知床の生き物×紅葉の写真をもう少し撮りたいものですね



知床ネイチャーオフィス

菊田

白いあいつ

大好評?と噂の「みぃつけた」シリーズです!

そんなつもりで写真を撮っていなかったため、今回もとっても簡単。

さて、どうぞ。

おわかりいただけるだろうか・・・?

遠くのヤツをなんとか頑張って真ん中に!と撮っているのでわかりやすいですね。

拡大すると、こちらです。

白・・・さが足りない気がするけども、人気のアイツです

みんな大好き、柄付きマシュマロことシマエナガです。

この長い尾羽を柄杓(ひしゃく)の「柄」に例えついた名前が「エナガ」。その北海道亜種がこの「シマエナガ」です。

真っ白な顔に、黒い目とクチバシがちょんちょん、とあるのが特徴、なのですが・・・
この子はなんか顔が茶色い・・・

おそらくまだ若い幼鳥かな、と思われます。
この日は群れでいましたが、見られたのは全部幼鳥。
真っ白なお姿の成鳥も見たかったですね。

「ジュリリ、ジュリリ」という特徴的な鳴き声を頼りに、ぜひ探してみてください。
森の中よりも、明るめの公園などの方が比較的出会いやすいかもしれません。

知床ネイチャーオフィス
井上

楽しそうな声

最近の知床五湖一周ツアーでは
「キョロロン キョロロン チー」と
とっても楽しそうな声をよく聞く気がします

なんだかスキップしているようなリズム
※個人の感想です

枝葉の生い茂った林内で見つけるのは少し難しいですが
その声の正体はこの鳥です

五湖と四湖の間で撮影

赤みがかったお腹が特徴の「アカハラ」です

スズメとハトの間くらいの大きさがあるので
近くで見るとなかなかの存在感があります


そんなアカハラですが
先日はご馳走にありついているところに遭遇しました

三湖沿いにて、木の葉のわずかな隙間から…

お口には何か白い物体が…

これがなんだかおわかりでしょうか?
虫が苦手な方はごめんなさい、羽化したばかりのセミです

最近の知床五湖では
日々びっくりするくらい沢山のセミの羽化が見られています

穴から顔を出している幼虫…
遊歩道を横断している幼虫…
木の幹によじ登っている幼虫…
背中が割れ始めている幼虫…
イナバウアー状態の幼虫…

歩いていると沢山見かけますから
これらを食べるのに忙しく飛び回っているのかもしれませんね

これからもしばらく森の中を賑わせてほしいです
よろしくね


知床ネイチャーオフィス

菊田

(自称)大好評につき…

またまたきました。「みぃつけた」シリーズ。
今回は簡単。

はい。こちら!!

おわかりいただけただろうか。

そう。

そこです。

そこにちょこんといるんです。

答えは、こちら!

画像の左下にちょこんといる。このこ。

多分、アオジの巣立ち雛。

人の気配を察知してか、全く動かず笹と同化していました。
巣立ち雛は迷子になっている訳ではありません。
しばらくは親鳥と行動して生きる術を学びます。
誤って保護しないように気をつけましょう。

知床ネイチャーオフィス
柴田

幸運の赤い鳥?

藤原です

ここ最近の知床では
晴れて暑い日があったり
急に涼しくなったり
雨が降ったり
霧が発生したりと
天気がころころ変わります

体調を崩さないように気をつけなければ

話は変わりますが
先日は羅臼湖にツアーにて
ちょっと珍しい生き物にあいましたよ

ギンザンマシコ♂

赤い色が鮮やかな
ギンザンマシコの♂です

高山帯や針葉樹林に生息する鳥です
彼らはハイマツの松ぼっくりを食べるので
羅臼湖トレッキングではハイマツの多いところで
稀に遭遇することがあります

高確率で見れる動物ではありませんが
運が良ければ出会えるかも・・・

羅臼湖トレッキングでは
標高の高いところでしか見れない景色のほかに
普段低地ではお目にかかることができない動物との出会いもあります

知床ネイチャーオフィス
藤原

春の、味覚・・・?

春から初夏のこの季節、散策をしていると色んな鳥たちに出会います。
今回出会えたのは、そんな中でもキレイな青色が特徴の、このお方。

正確には瑠璃(ルリ)色ですね。

オオルリです!
美しいですね。オオルリは、姿はもちろんのこと、その鳴き声も美しいことで有名な鳥。
「日本三鳴鳥」のひとつに数えられます。
(ちなみに他の2種、ウグイスもコマドリも知床で確認できますよ。)

キレイなさえずりを響かせながら、あっちの枝に飛びこっちの枝に飛び・・・。
写真を撮りたいのに、中々良い感じに留まってくれません・・・。
※↑は、たまたまうまいこと近くの枝に飛び移ってくれた時のもの。
(なお、撮れた直後に飛び去ってしまいました。)

そんなオオルリに翻弄されつつ、観察を続けていた時のこと。
木の上から、珍しく地面に降り立っていったオオルリ。
何してるんだろう?とよく見てみると・・・

セミだ!

エゾハルゼミを食していました!

エゾハルゼミたちも、春から初夏の森を賑やかにしてくれる、この季節の風物詩。
私たちにとっては「音」で楽しむものも、鳥たちにとっては食料となっていました。
そりゃあそうですよね。
昆虫たちも活動しだすこの季節、鳥たちは大喜びでしょう。

私たちは、セミはいいけど山菜食べたいですね。

知床ネイチャーオフィス
井上

数日ぶりの…

「みぃつけたシリーズ」です!!

先日、原生林トレッキングに出かけたところ
びみょうな写真が撮れましたよ…!

お分かりいただけるだろうか


さぁ、見つかりましたか?
写真の中には鳥類が潜んでいますよ

真ん中のちょい左で見事に景色と同化しています

それでは、トリミングした画像をどうぞ

お分かりいただけるだろうか

それでは、更にトリミングした画像をどうぞ

正解はオオジシギでした。見つけられましたか?

出会い頭に飛び立たれてしまうことが多いのですが
この日はのんびり観察することができました

途中、餌を探してか地面に嘴を突っ込んだりして、びっくり!

真ん丸ボディと長い嘴がチャームポイントの鳥です

これまで、知床五湖高架木道やフレペの滝では時々見ていましたが
今回、至近距離では初めて原生林トレッキング中に出会いました

またどこかで出会えると良いな!













さて、このブログを菊田が書いたと思った方…います?





ふふふ…前回のブログと同じような内容をあげるのは、私くらいです…

知床ネイチャーオフィス
菊田のフリした柴田

お久しぶりの…

「みぃつけたシリーズ」です!!

先日、原生林トレッキングに出かけたところ
ちょうどいい写真が撮れましたよ…!

お分かりいただけるだろうか




さあ、見つかりましたか?
画像の中には鳥類が潜んでいますよ

真ん中あたりで見事に景色と同化しています



それでは枝かぶりの少ない拡大写真をどうぞ

正解は、エゾライチョウでした。見つけられましたか?

喉元が黒いので、オスのエゾライチョウですね
いつもは出会い頭に飛び立たれてしまうことが多いのですが
この日はのんびり観察することができました

途中、こちらへ近づいてきてくれる場面もあり、びっくり!

まん丸ボディがとっても愛らしい鳥です

これまで、知床五湖フレペの滝では時々見ていましたが
今回、初めて原生林トレッキング中に出会いました

またどこかで出会えると良いな!


知床ネイチャーオフィス
菊田

春の森へ

藤原です

最近は本当に暖かくなりましたね
春の森は生き物の気配でいっぱいです

繁殖期の動物たちが多いのか
そこかしこから生き物の動く音や
鳴き声が聞こえてきます

この間のお休みに
お昼間の日差しがあまりにも気持ちよくて
森の中でひとり寝転んで日向ぼっこしてました

すると近くで
「ホッホッホッホッホッ」
という鳴き声・・・

なんとエゾフクロウが近くに飛んできました

近くに飛んできたエゾフクロウ

森の中で一日中過ごしていると
こんなこともあるんですね

そうそう そういえば
先日スタッフの柴田はるま先輩と仲良く森を散策してきました
いろんな動物の鳴き声が聞こえる中 歩いていると後ろから
「ウォッ!」
という何やら動物の鳴き声のような音がして
まさか冬眠明けのヒグマじゃなかろうかと
おそるおそる振り向くと・・・

天然の落とし穴にはまり もがく柴田はるま先輩

はまる はるま先輩・・・(笑)
無事に抜け出せたみたいですね
良かった良かった

足の付け根くらいまではまってしまったようです

春の森散策は楽しいですが
倒木の近くを歩くときは注意が必要です
雪が積もらずに空洞になっている部分が
とてもゆるくなっています

私も気を付けようっと

知床ネイチャーオフィス
藤原