黄色い足

川の真ん中にある岩の上に黄色い足の鳥がいました。

春に東南アジア以南からやってくるキアシシギ。

サケの稚魚を狙っているのでしょう。
川面をジッと見つめていたように見えました。

鳥の種類によって足の色が違って面白いです。
足の色が名前の由来になっている鳥はそこそこいます。
是非、鳥を観察するときは足の色にも注目してみてください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

進む雪融け

低地ではエゾヤマザクラがどんどん見頃を迎えていますが、
羅臼湖周辺はまだまだ雪景色です。

雪景色といっても、大分雪融けは進みました。
先日のブログと違って、羅臼湖は湖面がほぼ融けました。

雪の下を川が流れている場所では雪面の陥没が目立ちます。

これもこれで綺麗な景色。
いつまでスノーシューを使って歩けるかなぁ…

知床ネイチャーオフィス
柴田

にょこ!

昨日に比べて暖かくなったウトロ。
最高気温は約21℃

明日はまだ暖かいようですが、
数日後はまた冷えるようです。

そんな寒暖の差が激しい春の知床ですが、
森の中では天然シイタケが「にょこ」っと。
寒暖の差が大きいと美味しいとかあるのかな?
天然モノは市販モノよりも香りが強い印象。
採って食べたいですね!!

先月から開花し始めたエゾヤマザクラも見頃。
場所によって開花具合が全然違うので、
数日後に見頃だろうエリアもいっぱい!
写真のサクラの手前にある倒木もいい感じですね。

森の中の倒木の造形も面白いですから、
散策の際は是非倒木にもご注目ください。

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柴田

冷たい雨

今日のウトロは 最高気温約10℃
        最低気温約4℃
        最大風速約7m

そんな気温なので、降る雨はなかなかに冷たい。
やっぱりこの時期はフリース等の防寒着があった方が安心ですね。

ぱらぱらと降り続く雨でしたが、知床五湖の三湖でタイミングよく止みました。
すると、こんな光景が…

どっちが逆さか分からない景色。
綺麗に映りすぎて何が何だかわからない。
湖面が落ち着いていると山や木々が映ったり、
稀にシカ等の動物が映ることもあります。
知床五湖を散策の際は、湖面に何が映っているか見るのも楽しいですよ。

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柴田

エゾヤマザクラ開花

本日ウトロ市街地でエゾヤマザクラが開花しました。
ウトロの最高気温は27,8℃。
その陽気で開花したようですね。
今ならキタコブシとエゾヤマザクラの花を同時に見れます。

標高の低い所は春の訪れを感じますが、標高の高い所はまだ雪景色です。

本日羅臼湖へ行ったのですが、羅臼湖の湖面はまだ凍っています。
全体的に雪は例年よりも少ない印象。
山々の雪はいつ頃無くなるでしょうね。

少し標高を変えるだけで、この時期でも雪を感じられるのが知床。
春の雪も綺麗ですよね。
この時期の知床にお越しの際は、知床横断道路からの景色もおすすめです。

サクラの開花は5月5日頃と予想していましたが、予想は外れてしまいました。

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柴田

知床五湖開園

藤原です

昨日4月22日9:00から知床五湖が開園しました
やっと今シーズンがスタートという感じでしょうか

悪天候のため閉園が延長となっていましたが昨日無事に開園しました

開園した知床五湖 一湖の高架木道からの様子

開園当日は霧雨やみぞれがしっとりと降る中
この日はヒグマとの遭遇もなく
静かな知床五湖を無事に一周できました

二湖の展望地から

雪融けの早い場所ではミズバショウの花も咲いておりました
霧と湿地帯の雰囲気がとても素敵な開園初日でした

ミズバショウが咲く湿地帯

今年も知床五湖がたくさんの観光客で賑わうことを願いながら
閑散とした人の気配を感じない知床五湖を静かに歩くのも悪くないなと
そんなことを思いながら散策しておりました

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藤原

SNO kitchen②

藤原です

久しぶりのお料理企画
今回のテーマは「春の味覚」

渓流に春を告げる”ヤマメ”と
春の山菜”ギョウジャニンニク”です

ヤマメは一生を川で過ごすサケ科魚類ですが
川から海へ出ていくものもいます
海へ出たものをサクラマスと呼んで区別します

ギョウジャニンニクは北海道から本州まで広い地域に分布します
北海道では「アイヌネギ」とも呼ばれるネギの仲間
ニンニクのような匂いが強く春の若芽は山菜として食べられます

今回は食材の調達からということでまずはヤマメから

とある渓流へ車を走らせ有識者指導の下人生初のヤマメ釣り!
残念ながら釣りの様子の写真を撮り忘れてしまいましたが
綺麗な渓流でヤマセミやミソサザイの鳴き声を聴きながら
優雅に釣りの時間を楽しめました

ヤマメ(左)とオショロコマ(右)

まだ川の水が冷たくて魚の動きが鈍かったのか
釣果はいまいちではありましたが
初めてのヤマメ釣りを存分に楽しめました

ギョウジャニンニクは会社の先輩柴田と
こちらもとある場所へギョウジャニンニク探しへ!
この時期毎年採りに行っているので
多く生えているポイントへ険しい斜面を登っていきました

斜面上でギョウジャニンニクを採る藤原

※山菜取りはクマとの遭遇や滑落による事故等危険を伴う場合が多いです
しっかりとした装備で初めての方は有識者指導の下楽しみましょう

そして採れたギョウジャニンニクがこれです

葉の開いているものも多かったですがなかなか良いサイズも採れました

今回採れたものはてんぷらとして美味しくいただきます

ヤマメは内臓やエラの骨を取り除き綺麗に洗います
ギョウジャニンニクはしっかり水で洗ったら
根本付近にある固い皮(はかま)をとります
全部とってしまうと香りが薄れてしまうのと
揚げた際に株がバラバラになってしまうので
今回は赤い薄皮を一枚残すように下処理を行いました

下処理ができたら後はそれぞれ水気をしっかり取り除き
衣をつけて油へ投入!
出来上がりがこちら

近所の民宿で厨房をお借りしてご近所さんと美味しくいただきました

ヤマメはとても身が柔らかくてんぷらにすると
外はサクッとなかはふんわり白身がとても柔らかく
ギョウジャニンニクは採れたてをてんぷらにしたので香りがとてもよく
ヤマメもギョウジャニンニクも最高に美味しかったです

春のほんのわずかな時期のものですが
自分で採って自ら調理して美味しくいただくという
この一連の行程が食材のおいしさを
最大限に引き出しているような気がします

また他の時期のものも楽しみですし
来年の同じ時期も楽しみです

次なるお料理企画は何か気になりますね
次回は弊社のお料理担当菊田監修のもと
地元食材小麦粉を使ってある料理をします
お楽しみに~♪

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藤原

山菜

知床半島も標高の低い場所は山菜の時期になりました。
日に日に大きくなるつくし。

雪も融けて行者ニンニクはぐんぐん成長しています。
低地では既に食べごろを過ぎたモノが多いです。

この行者ニンニク、今年はエゾシカによく食われています。
上記写真の行者ニンニクは葉っぱの先端が食われています。
冬は樹皮を食べていましたし、シカたちにとっては春も食い物が少ないのかな。

まぁ、そんな雪融けや植物の成長からも春を感じます。

雪融けといえば…先日藤原は知床五湖の除雪という名目でサボっていたとか?
会社のブログで「サボっていた」と自白しているような…さすが藤原ですね。
…ミッキーにチクってやろう。

さて、開園時には雪が融けているであろう小ループのみの除雪と聞いており、
私は参加しませんでしたが今回は大ループの除雪を行ったようですね。
サボっていた藤原以外の方のお蔭様で明日から遊歩道全ルート開放だそうです。
除雪して頂きありがとうございます。

そういえば札幌は今日桜が開花したようですね。
ウトロは5月5日頃に咲くことでしょう…!!

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柴田

知床五湖雪かき

藤原です

最近とっても暖かい日が続いていますね
雪融けもどんどん進んでいきます

本日は知床五湖遊歩道の雪かきをしてきました
とはいえ遊歩道上は雪もかなり融けており
雪を掻く場所もあんまり無いような状態でした

本日雪かきに参加したメンバー
雪かきするガイドたち

日影になるところは雪が少しだけ残っておりましたが

三湖の展望地にて

日当たりの良い場所はもう雪がありませんでした
木道も写真のとおりしっかり出ております
(さぼっているわけではありませんよ・・・笑)

開園のころにはもう遊歩道近くは雪は残ってなさそうですね
知床連山の上の雪は解けずに残ってほしいですが

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藤原