今日の夕焼け

皆様、今日の夕焼けはご覧になったでしょうか。

事務所で仕事中、ふと海の方を見るとこんな景色が広がっていました。

事務所前から

今日は午後から雲が出てきたので、夕方の空が心配でしたが
曇った空の方が綺麗な夕焼けになることもあります。

綺麗に焼けた夕焼けを見るのであれば、太陽が沈む直前直後の時間帯が良いです。
適度に雲があるのもポイントですね。
また、空気中の水分量によって、夕日の色は変わってきます。
水分量が多い方が赤みの強い夕焼けが見やすいそうです。
雨上がりの空なども真っ赤な夕焼けが見られるかもしれないですね。

我々のオフィスがあるウトロ地区は水平線に沈む夕日を見ることができます。
「夕陽台」や「プユニ岬」、「オロンコ岩」といった夕日や夕焼けを見られる
絶景ポイントも市街地の近くにあります。

ウトロにお越しの際は、夕方の空を眺めてみてはいかがでしょうか。
お住いの地域とはちょっと違った雰囲気の夕日や夕焼けを楽しむことが
できるかもしれないですね。

知床ネイチャーオフィス
藤原

紅の草

前々回の「耳をすませば」に引き続き、ジ○リっぽいタイトルで・・・

この間のお休みに、網走にお買い物に行ったついでに
卯原内サンゴ草群落地を見てきました。

この時期は山の木々が紅葉しますが、オホーツク地方では
海の近くの湿地帯も紅葉が見られます。

この時期海の近くで紅葉を見せる植物の名は「アッケシソウ」。
別名「サンゴ草」とも呼び、塩分濃度の高い湿地に
生息する塩性植物で、9月中旬~10月上旬にかけて真っ赤に色付きます。
(ちなみに、塩性植物と言えばマングローブもそのひとつ。)

アッケシソウの名前の由来は、北海道の厚岸町牡蠣島で
見つかったことからその名がついたそうです。
(別名のサンゴ草は赤い見た目がサンゴに似ていることからだとか)
海外ではシーアスパラとも呼ばれ実は食べられるそうです。
※ここでは獲って食べたりは出来ないのでご注意ください。

卯原内サンゴ草群落地の様子

現地にて車を停め、辺りを見渡すと一面真っ赤なサンゴ草の絨毯。
なんとも不思議な景色が広がっています。

サンゴ草は北海道の東部の他、瀬戸内海沿岸、宮城県
などでも見られるそうですが、ここ卯原内サンゴ草群落地は
日本一規模の大きなサンゴ草群落地となっています。

女満別空港から車で20分程の場所にあり、今が丁度見頃です。
ぜひ知床までの行きかえりに寄ってみてください。

知床ネイチャーオフィス
藤原

収穫の秋

森のキノコたちも、一時の賑わいを過ぎて少し落ち着いてきたようです。

そんな中、色合い的にはタマゴタケほどの存在感はないのですが、強い香りが特徴の、
キノコの王様とも称されるアイツを収穫してきました!

じゃじゃーん!!

マイタケです!

先日スタッフ藤原と探しにいった時に見つけていたもの。
その時はまだまだ出始めだったため、じっくりゆっくりと成長を待っていました。
無事、誰かに採られてしまうこともなく収穫できました。

いいサイズ。

スタッフで分けたので、おいしくいただきたいと思います。

ちなみに、以下収穫までの成長の様子。

天候、気候、個体差にもよると思いますが、今回は約1週間で程良いサイズに成長してくれました。
来年も採れるといいな。

知床ネイチャーオフィス
井上

耳をすませば

先日の知床五湖の散策中
三湖のほとりで足元から小さなカサカサ音が…

トカゲ?カナヘビ?なんだろう?
しゃがんでよーく探してみると、いました

枯葉の陰に隠れるエゾヤチネズミ

小さな小さな体が枯葉の陰から見え隠れ

エゾヤチネズミです!

苦手な方もいるかと思いますが
ハムスターのようで大変愛らしいです

この子は特に体が小さかったので、仔ネズミでしょうか
我々に気付いているのかいないのか、ずいぶんと近寄ってきました
警戒心をどこに置いてきたのでしょう…

動き回ってはあたりの葉をかじっていく様子を
しばらくしゃがんで観察する穏やかな時間が流れる午後の散策でした

葉を齧るエゾヤチネズミ。この後葉っぱには可愛い歯型が残りました


ときおり足を止めて
周りの音に耳を澄ませれば
皆さんも小さな生き物に出会えるかもしれませんね

今年の知床五湖一周ツアーで五湖全周を巡れるのは10月3日までです

それまでにまた会えるといいなあ

知床ネイチャーオフィス
菊田

色づき②

前回は知床五湖のツタウルシの紅葉をアップしたのですが、
今回はもっと標高の高いエリアの紅葉をお伝えします。

低地も所々良い色になっていますが、紅葉の始まりは標高の高い場所。
知床峠もそうですが、羅臼湖登山道はなかなか良い色づきです。

(登山道途中からの羅臼岳)(

今年は暑い日が多く、雨量が少なかったからなのか、葉が色づく前に
枯れてきている木々も多かったです。
ですが、場所によっては赤や黄色が栄えるポイントもありました。

(三の沼からの羅臼岳)

羅臼湖も綺麗でしたが、やっぱり沼に映る羅臼岳が綺麗。
30日は強めの風が吹く予報なので、散ってしまう箇所もあるでしょう。

知床ネイチャーオフィス
柴田

色づき

日中の最高気温が20度前後となってきたこの頃。
知床五湖の紅葉も日に日に進んできました。

(ツタウルシの紅葉)

知床の紅葉は主に黄色とオレンジが占めるのですが、
所々ある赤い色も綺麗です。
ツタウルシの紅葉はとても綺麗ですが、
触るとかぶれることがあるので気を付けてください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

待ってました⑤

待ってましたシリーズ、まだ続きます。

ペレケ川や遠音別川でカラフトマスの遡上が観察しやすくなりましたね。

川の流れが比較的緩やかで、深さのあるところでは
群れとなって泳ぐ姿が観察できます。

水中はこんな感じになっています。

9月の終わりころにはシロザケも遡上してきます。

これからもまだまだ楽しみが続きますね。

カラフトマスの遡上を楽しみにしていたのは、私たちだけではありません。

最近は河口付近の上空や近くの木の上、沿岸部の岩の上に
オジロワシの姿を見かけるようになりました。

木の上にこんな感じで佇んでます。かっこいいですよね。

魚を主食とする彼らにとっても、カラフトマスの遡上は
嬉しいニュースでしょうね。

川へサケやマスを観察しに行く際には、ぜひ空も眺めてみてください。

大きなオジロワシが優雅に空を舞う姿も見ものです。

知床ネイチャーオフィス
藤原

待ってました④

待ってましたシリーズが続いているので、続いてみましょう…

今日は既に菊田が「待ってました③-2」を投稿していますが、
待っていた生き物が観察しやすくなりましたので、お伝えします。

肝心の待っていた生き物ですが、ずばり!
ウトロの街中にあるペレケ川にカラフトマスがやってきました!!

何日も前から来てはいたのですが、数も増えて観察しやすくなりました。

さっと見ただけですが、少なくとも100匹以上は遡上しているようです。

何年か前にあった「川がカラフトマスで真っ黒」とまではいきませんが、
それなりに見やすいので、お越しの際はペレケ川も覗いてみてください。

また、斜里本町からウトロまでの道中にある「遠音別(オンネベツ)川」も
カラフトマスが遡上しています。そろそろシロザケも混じっているかも…
この時期ならではの光景ですので、是非遡上しているサケ達をご覧ください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

待ってました!!③-2

日が空いてしまいましたが、タマゴタケ食べてみたブログ第二弾です

ただ焼くだけではもったいない
ということで、卵を使ってオムレツを作ることにしました!

まずはタマゴタケをバターで炒めます

傘がとろんとするまでしっかり炒めます

しっかり炒めたら
軽い塩コショウと、ブラックペッパーを混ぜた卵液を一気に投入します

卵料理は思い切った火力が大切です


手早くシャカシャカ混ぜつつ形を整えたら
ふわとろオムレツの完成です!!!

中身はとろとろに仕上がりました!



肝心のお味はというと…

と っ て も お い し い

これはおすすめです
ちゃんと卵が美味しさをキャッチしております
味付けもこれくらいシンプルなのがベスト
ブラックペッパーはほんの気持ち程度で良かったかもしれない

タマゴタケをとってきたらぜひともオムレツにしましょう
お手軽だし美味しいです

まだタマゴタケは残っているので
次はパスタに挑戦してみたいと思います…!


知床ネイチャーオフィス
菊田

待ってました!!③

連日きのこのお話が続いていますが、まだまだ続きます。


かわいいかわいいタマゴタケは食べても美味しいらしいのです。
と、いうことで…
食欲の秋が待ちきれず、採ってきました!!

菊田、初めての一人でのきのこ狩りです。

たくさん採れました


どうやって食べるのが美味しいのだろう…
今更ながら、すごい色だけど本当に食べていいのだろうか…
少し怖い気持ちもありつつ、きのこを綺麗にします。

旨味が流れるので水洗いは最低限!

ひとまず、素材の味を知るべく
シンプルに塩コショウのソテーを生成。

焼くと普通の色…?


なんだか色味が消え、毒々しい見た目ではなくなりました。

食べてみると、味の濃い美味しいきのこ!と言う感じ
タマゴタケ自体にきちんと旨味があるようです。

これはちゃんと美味しく調理して食べたい…
旨味をこう、何かに吸わせたい…

菊田が選んだ調理法は、また明日更新したいと思います。


知床知床ネイチャーオフィス
菊田