三湖の新型草刈り機

今年の夏も知床五湖のスイレンは元気に成長しております。
特に一湖は大量のスイレンに湖面を覆われた為、数年前から人力で除去作業中。
今年からは「kari-ko」なる知床五湖専用の草刈りロボットが導入されており、
多少は効果が出ているのだとか、出ていないのだとか…
まぁ、効果を感じるまで少なくとも数年はかかることでしょう。

でも、実は昨年くらいから三湖にも新型草刈り機が導入されているんです。
そして今年も頑張って草刈りを行っています。

こちらが新型の草刈り機です。
草を刈って真の湖に戻してくれることを期待して
「kusakari-masako」(草刈 真湖)としましょう。メスジカだし…

新型草刈り機はもしゃもしゃとスイレンを食べてくれています。
一湖に導入されている草刈り機との違いは、刈った草をちゃんと回収してくれる所。
一湖は刈った草が放置されているので、湖には傷んで黄色くなった葉がいっぱい。
燃料も使わないし、刈った草も処理してくれる素晴らしい三湖の新型草刈り機。

この草刈り機、もう少し増えないかなー

知床ネイチャーオフィス
柴田

以外と身近なクモ?

自然がいっぱい。
弊社オフィスの近くには変わったクモが時々現れます。

虫嫌い、クモ嫌いな方は閲覧お気をつけください。

こちらはアリのようなクモ。
ハエトリグモの仲間でアリグモと呼ばれるアリに擬態しているクモです。
理由として言われているのはアリは美味しくないから狙われにくい、
アリを狙ったら複数のアリに報復されるとか色々あるようです。
日本全国の森や公園にいるらしいので、アリと決めつけず、
よーく観察してみると「アリグモ」かもしれませんね。

続いてこちらのクモらしいクモ。
沖縄を除く日本全国に分布するというカバキコマチグモです。
神経毒をもつ毒蜘蛛で、毒の成分自体は世界第5位だとか8位だとか…
でも、小さいクモなので毒の量が少なく、咬まれても死にはしないらしい。
この大きな牙で咬まれると、激しい痛みや頭痛、発熱、吐き気、しびれを伴うことも…
色々試している私ですが、これはちょっと試したくない…
近いうちにスタッフ藤原が実証実験したブログをあげてくれるでしょう。楽しみ。

※カバキコマチグモは知床だとあまり見ないですが、全国に生息しています。
ススキの多い所によくいると言いますので、ススキ近くはお気をつけください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

羽化の季節

藤原です

気付けば7月も中旬
この時期と言えばあの生き物が姿を現す時期ですね

そう コエゾゼミです

セミの羽化といえば夜暗くなってから出て来るイメージですが
コエゾゼミたちは日中に羽化します

今年は少ないのか
ここ数年から見たら出る時期が遅いのか
まだあまり見ないですね
これから出てくるのでしょうか

原生林コースや知床五湖コースではたまに見かけます
神秘的なセミの羽化をツアーで見れると良いですね

知床ネイチャーオフィス
藤原

最近の森の中

藤原です

久しぶりの投稿となりましたが
今日も元気に働いております

最近森の中ではいろんな生き物を目にします

この時期の森の中では綺麗な鳥のさえずりが聞こえてきますが
鳴き声のする方向を見てみるとキビタキのオスが枝先でさえずっています

ときおり甘い香りが森の中では漂いますがあたりを見わたすと
ミヤママタタビの花びらが落ちています
この花から甘い香りが漂っているようです

藪からガサガサと小さな音と気配を感じました
子ギツネが一頭で徘徊していました
育ってきて一頭でもだいぶ歩き回るようになったようですね

雨の日でも森の中には興味深いものが
ギンリョウソウの花が雨に濡れとても神秘的に見えます

雨の後は葉の上にアマガエルをよく見かけます
上手に葉の色に擬態していますね

気温が高くなってくると水辺の近くではカラフルなトンボも飛び交います
こちらはルリイトトンボです

フジワラも元気に森を徘徊しております
お客様にいい感じに撮っていただきました

知床ネイチャーオフィス
藤原

この気配は…

最近、オフィス付近ではよくとある気配を感じます。
そう、ふとした時に…

今日もツアーが終わり車から荷物を降ろしていると車の後方から気配が…

キタキツネです。

全然人を気にしないこのキタキツネ。
人から食べ物をもらったことがあるのかぐんぐん近づいてくる。
国道を走行中の車にも近づいていく。
車に跳ねられないことを祈るばかりです。

近くに来ても触らないでください。
そして、野生動物にエサをあげないでください。

知床ネイチャーオフィス
柴田

水辺の小さな生き物たち

藤原です

最近は水中の世界を覗くのがマイブームです

先日はとある川でサケの稚魚が放流されていたようなので
川を覗いてみると魚影がびっしり
この後数日で川から海へ下ってしまったのか
下流まで探してみましたが姿は見えず
ほんの数日の間でしたがとても面白い光景でした

群泳するシロザケの稚魚たち

沼や湖ではエゾアカガエルの卵がかえり
オタマジャクシたちが元気に泳いでいました
先日ポンホロ沼に行った際も
たくさんのオタマジャクシたちが観察出来ました

そしていつもはあまり行かない場所で水中を観察をしていると
カエルのオタマジャクシに似ていますが
よく見ると違うものが泳いでいるのを見つけました

エゾサンショウウオの幼生

なんとエゾサンショウウオの幼生です
春の産卵期に卵を見たことはありますが
幼生も成体も含めて野生で観察できたのは初めてでした
おそらく今までは見逃していたのでしょう
カエルのオタマジャクシに紛れて一緒に泳いでしました

カエルと違う点は太陽の光が当たると体の色が透けて見えることと
身体の左右にウーパールーパーのような突起物がついていること
この突起はバランサーと言って
水底で体勢を安定させる役割を持つものだそうです
そのおかげで見分けがつきやすいですね

エゾサンショウウオとエゾアカガエルのオタマジャクシは
同じ水辺で泳いでいますが
実はエゾサンショウウオの幼生がカエルのオタマジャクシを捕食します
食う食われるの関係があるそうですね
ただしエゾアカガエルは無抵抗なわけではなく
食われないよう自身の体を膨らませ丸のみされないよう防御するとのこと
非常に興味深い生存競争ですね
ちなみに両種とも栄養確保や生存戦略として共食いを行います
非常に興味深いですね・・・

水中を撮影するようになってから
小さな世界に目を向ける機会が増えましたが
奥が深くてとても面白いです
もっともっと知りたくなります

また面白いものが観察出来たら
ブログにあげていこうと思いますので
お楽しみに

知床ネイチャーオフィス
藤原

海の生き物

先週は久々に羅臼のホエールウォッチングへ。
運良く近くでシャチが見られました。
今年はナガスクジラもよく見られているとのこと。
是非ナガスもと期待したのですが残念ながら見られず…
でも、それなりに大きいハシボソミズナギドリの群れを見られたので満足!!
いつ見ても「フルマカモメ」は可愛かった。

さて、ウトロでも海の生き物は見られます。
昨日は標高約100mの断崖から海を見ると…

茶色くて俵型?の生き物がスイスイと。

トドです。
通常は群れで行動していますが、大きなオスは単独で行動することがあります。
高台から見てもそれなりに大きく見えましたので、大型の個体でしょう。

何日か前はオフィス前の海をカマイルカが20~30頭程泳いでいましたし、
数日前はマグロも跳ねていますし、なんか色々と動きがありそうですね。

オフィス近くでトドかクラカケアザラシ見られないかなー??

知床ネイチャーオフィス
柴田

ひなたぼっこ

より新緑が美しくなってきたここ数日。
暖かな今日は森でかわいい動物と遭遇しました。

あたたかな日差しでひなたぼっこ。

エゾリスが倒木の上でぬくぬくのんびり。
しばらく目を閉じて眠っていました。
目覚めたと思ったらあっという間に餌を探して森の奥へ。

近くの木の枝で何かを食べていました。

ここ数年なかなか遭遇しなかったエゾリス。
久々にゆっくり見られてラッキー!!

知床ネイチャーオフィス
柴田

幻の沼へ 続章

藤原です

最近 幻の沼こと
ポンホロ沼へツアーの代替プランやプライベートで
行き過ぎて まぼろし感が薄れそうな今日この頃ですが
またカエルの産卵撮影チャレンジ行ってまいりました

雪解け水がたまり沼らしくなったポンホロ沼

じつはブログにあげていないだけで
何度も何度も再チャレンジしては失敗に終わっていましたが
ついにエゾアカガエルの産卵をカメラに納められました

道なき道を歩きポンホロ沼を目指していると
沼に到着する前からエゾアカガエルの声がたくさん聞こえてきます

一度沼の近くまで歩いていくと
人の気配を感じてカエルたちは少し静かになるのですが
またすぐにそこら中からカエルの鳴き声が響いてきます

エゾアカガエルの生みつけた卵塊とエゾアカガエル

鳴き声のする方へ行ってみるとそこら中にエゾアカガエルがいて
沼の底は足の踏み場もないくらい・・・
凄まじい量のカエルたちがこの時期を狙って産卵にやってくるのですね
カエルの量の多さに圧倒されます

沼底のエゾアカガエルと卵塊

水中にカメラを入れてみると
神秘的な景色が広がっていました
沼底には地面を埋め尽くすほどのカエルたちと
カエルの卵塊がびっしり

まさにこの時期は生命の沼ですね
産卵中はとても無防備な状態で
他のものが触れても動かずに産卵を続けます
その為いろんな生き物がエゾアカガエルを捕食しに
沼へやってきます
写真は撮り忘れてしまいましたが
そこら中に猛禽類の羽や糞
キツネやイタチの糞
食い散らかし
カエルを食べに来たヒグマの足跡まで・・・

こんなにも生命に溢れた沼だったとは
撮影するまで気づかなかったです

カエルたちも命がけで産卵を行いますが
それを糧にする生き物たちも大勢いるのだと改めて知りました
今までとは見る目が変わりましたね

とても神秘的な体験でした
これからこの命のやり取りはまだまだ続き
カエルたちが成体になるまでポンホロ沼は生命で溢れていることでしょう

また後で様子でも見に行ってみます

今後もお楽しみに

知床ネイチャーオフィス
藤原

越冬からの活動②

先月はタテハチョウの仲間「エルタテハ」をブログに上げましたが、
最近はこちらの「クジャクチョウ」の目撃も増えてきました。
暖かくなってきて様々な虫が動き始めています。

名前の通り、クジャクの尾にある目に似た模様が羽にあることから
「クジャク」という名前が付けられたと言われています。
表は鮮やかで美しいのですが、裏はなかなか地味な色味。
羽を閉じた状態で地面や木の幹に止まっていると見つけるのは難しいです。
羽の表と裏で全然雰囲気が違うので、見つけたら是非観察してみてください。

知床ネイチャーオフィス
柴田