藤原です
この時期になると川にはサケが遡上してくるころですが
今年はまだ数が少なく観察には早いようなので
違う魚を観察しに川へ行きました

こちらも同じくサケ科魚類の
オショロコマです
この魚は多くが川で一生を過ごす川魚です
(中には稀に海へ下り川へ回帰する個体もいます)
川を覗いてみると20㎝前後位の小さな魚影が見えます
オショロコマが群れで泳いでいました

アイヌ語では「オソルコマ」と言って
お尻を使って泳ぐ魚という意味があり
その名の通り他の川魚に比べ
尾鰭を大きくくねらせながら泳ぐのがこの魚の特徴です
優雅に泳ぐ様子は非常に美しいですが
この時期は更に美しく産卵期特有の婚姻色が出現します

オスの腹部はオレンジ色に染まり
身体にある斑点模様は赤やオレンジ色が際立ってきます
この美しい見た目から「渓流の宝石」とも呼ばれています
知床半島の河川は水温が低くサケ科魚類が好む環境のため
多くの川に生息しておりますが
全道的に見ると生息域は限られており
幻の魚とも言われております
ここ数年は撮影のため川に入る機会がありますが
同じ時期でも5年ほど前と比べると
ずいぶんと川の水温も上がったような気がします
この美しい生き物がいつまでも見られると嬉しいですが
同じくサケ科魚類のシロザケやカラフトマスは
環境が変わるにつれ年々知床の川に帰ってくる数が減っており
今ではカラフトマスはほぼ見られなくなりました
原因としてはいろんな理由がありますが
川や海水の温度が高くなっているのも
理由の一つです
今年はサケの遡上がもうすでに始まっておりますが
いったいどれだけのサケたちが川へ戻ってきてくれるでしょうか
どうにかこの美しい生き物たちを
後世に出来るだけ多く残していきたいのですが
その良い方法が見つからないのと
私自身の無力さに日々頭を悩ませております・・・
まずは一人でも多くの方が
自然や生き物の事に興味をもっていただけると嬉しいです





























